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SEAMのブログ

2023.11.11

元・婚活パーティー担当者が経験した 「それはもはや婚活ではない」

選び放題になっている婚活パーティー

毎週末、必ずどこかで開かれていると言っても過言ではない婚活パーティー。

パーティーができるようなホテルや大規模な飲食店が無い地域では、

新しくできたお店・人気のお店・話題のお店が会場に選ばれていることが多いです。

「あのお店に行けるのかぁ、参加してみよう」と気軽に参加できていいですよね。いい人とカップルになれればさらにラッキー!くらいの気持ちで。

では、ほかの参加者(異性)も『お店がメイン、出会いはおまけ』という動機で参加していたらどうでしょう?お互いによほどの好印象でない限り、交際には発展しないのではないですか?

だって、おいしいものが食べられて満足し、トークタイムはおまけですもの。

婚活では、真剣度・熱量が同じくらいの人が出会うことが重要ですよね。

 

“集客”に悩んだ主催者時代

結婚相談所を始める前に働いていた会社(※婚活・結婚関連の会社ではありません)の業務として婚活パーティーを企画していた当時、会場選びはとても重要なことでした。

参加者がなかなか集まらないとき、

✅日程が悪い(ほかの大型イベントがある)

✅参加費が高い

✅年齢条件が狭い

こんなことが理由なのかなと考えたりしたのですが、同時期に人気店を会場にしたパーティーがあると応募が極端に悪くなると気付いたのです。

人気店を会場にして、参加費を抑えることでお得感を出す。そうすることで参加者を集めることができるようになります。

ところが、あるとき参加者同士で

「こないだ行ったパーティーは良かった。おいしいものが食べられたし、飲み放題だった。その前のところは・・・」

と話しているのを聞いたのです。

ショックでした。

全員でないにしても、婚活をメインにしていない参加者が一定数いるのだと気付きました。真剣度の高い参加者は、きっとがっかりして帰っていたでしょう。

参加者に非はない、悪いのは自分たちだった

飲食店を会場にすることでそのお店の認知度が上がるのは良いことです。参加者がお店の常連になることもあるでしょう。それをたくさんのお店でできたら、街が活気づきます。

でもそれは街の活性化『街活』であって、『婚活』ではないのです。

実際に、婚活アドバイザーの方からも、

「お店で選んだ、アクティビティ(○○体験、○○ゲーム)で選んだという逃げ道があると参加者が集まるよ」

というアドバイスをもらったこともありました。

でも、本当に出会いをメインとするのなら、会場は会議室のようなところでもいいはずです。実際にそういうパーティーを開いている業者さんもいますし、毎回、同じ飲食店でもいいんです。

集客にとらわれて本来は婚活メインであったはずの人たちを『お店重視』にさせてしまっているのは、自分たち主催者側でした。

今、婚活パーティーを開くなら?

結婚相談所を始めるにあたって、多くの人に「婚活パーティーやらないの?」と聞かれましたが、前向きな返事ができませんでした。上記のような経験がトラウマ?になっていて、突破口が見いだせずにいました。

少しずつですが、今後は婚活パーティーも開いていきたいなと考えています。

ほかのパーティーとは違って派手さは無いかもしれませんが、

たとえ少人数でも、本当に結婚を考えている人たちが出会える場にしたい

と思います。

婚活に真剣に取り組んでいる皆さん、開催の際は、ぜひご参加ください。

※当相談所カウンセラーの体験に基づく感想です。ご了承ください。

 

 

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